北海道演劇祭参加作品

星が降る瞬間(とき) 最後に泣いたのはいつですか…

第17作 作/橋田志乃舞

星が降る瞬間 女性週刊誌の記者、桐柳時子。
彼女の元に訃報が届く。
記者仲間だった友人が政治家の元秘書と心中−
ところがある日、死んだはずの友人から時子宛に手紙が届く。
その内容は驚くべきものだった。
友人の死の真相を探る女性記者の前に事件は新たな展開を見せる−!
上演:2002年9月6日(金)〜8日(日)
会場:劇団一揆稽古場(白石区北郷3条12丁目1-30)
上演:2002年9月15日(日) 北海道演劇祭参加
会場:BLOCH(中央区北3条東5丁目岩佐ビル1階)

御案内

最近のニュースは聞きたくないほど、嫌な事件ばかりです。
不正事件、殺人事件、自殺、国会での民意を無視した強行採決、そして世界中に流れる戦争の危機。
こんな世の中に生きていると、どうしていいかわからなくなる−
そんな時はありませんか?
今公演「星が降る瞬間」では、どうしたらいいのか? という一瞬に焦点を当てて、精一杯考えてみようと思います。

以前、観客の方より好評をいただいた『パンドラ〜秘められた過去〜』で、事件を追った記者、時子が今度は新しい事件に取り組みます。
『パンドラ』をご覧になった方は、「おトキさん」がどう生きているのか、もう一度、会いに来てみませんか?
当然『パンドラ』なんて知らん! という方も是非、ご一緒に事件を解決してみましょう。
とにもかくにも、劇団一揆総力をあげてお送りする「星が降る瞬間」よろしくお願いします。

ごあいさつ

劇団一揆代表 橋田志乃舞

正直に言って、今回の脚本を書くにあたり本当に悩みました。
大して書く才能もないのに、北海道演劇祭への参加がこの5月、急に決定したからです。

昨年11月の稽古場公演を終え、皆様には半年に一度のペースで新しい作品をお目にかけ、地域に根付く劇団となるようこの稽古場を持った私たちでしたが、突然の演劇祭へのお誘いは、やはり一つのチャンス。しかし稽古場公演も捨てたくない。劇団員は働いてなかなか休日を取れない。究極の選択は秋に稽古場公演と演劇祭への参加を連続でこなすことでした。

演劇祭に参加する他劇団は、これまで上演した自信作で臨む所ばかり。
でも、私たちは激動する社会の中で悩み生活する人間像をずっと芝居にしてきました。
忙しいからといって、その意思を捨てることが本当に今まで励ましてくださったお客様のご厚意に沿うことなのかと思ったとき、新作を創ることを全員で選んだのです。

新しい話を作れといわれても…と悩んでいた私にとって、自分の好きな芝居のために、勇気ある決断を下す劇団員の姿が大きなヒントとなりました。

暗く嫌なニュースばかりを聞き、世の中を見渡せば、隣にいる劇団員さえ不況の中で大変な目に遭っている。そして、好きな道を絶つか家族をとるか選択を迫られている中、その両方を選ぶ生き方は、まさしく星のように生き生きと輝いています。

「生きることは苦しいことばかりだけど、その中にあってこそ人は成長するんだな」と遅ればせながら気づいた私たちが、未熟ながら社会と家族の関わりを描くため政治事件を絡めて送る“星が降る瞬間”。
この社会に生きる皆様こそ“星”なのだと叫ぶ私たちのエールを感じてくださったなら幸いです。

本日はご来場頂き、本当にありがとうございました。

キャスト&スタッフ

●キャスト

桐柳時子/橋田志乃舞
織田広/野村昌弘
織田静江/如月未歩
織田みずき/紺屋友里
山崎/MaSa
小池/山北エリカ
コロス1/サトウキイチ
コロス2/田中章寛
コロス3/藤田祥令
コロス4/橋本真美
コロス5/椎名結実

●スタッフ

演出/橋田志乃舞、サトウキイチ、しょうこ
舞台監督/野村昌弘、如月未歩、しょうこ、山北エリカ、蛭田美幸
舞台装置/MaSa、熊一徹、Tora
音響効果/サトウキイチ、三上文孝、よっしー、紫竹真由
照明/杉本響、橋本真美、落合宏則
衣裳メイク/しょうこ
小道具/紺屋友里、紫竹真由
制作/野村昌弘、田中章寛、椎名結実、如月未歩、Tora、伊与田詠子、笹山朱里、橋場輝、石川寛人

●協力

福田舞台、劇団一揆FC他